京都の冬の風物詩！むし寿司を食べるならひさご寿司がオススメ

しんしんと底冷えする冬の京都。そんな寒い冬の京都の楽しみの一つといえば美味しくて温かくて体の温まる食べ物。料理に季節感を盛り込むことの多い京料理ですが、冬には冬の京料理があり、その代表的なメニューの一つが蒸し寿司。

むし寿司は、ちらし寿司を蒸籠(せいろ)で蒸したメニューで、寒い冬にピッタリの料理。しかし、京都の冬の風物詩である一方で、どこのお寿司屋さんでも食べられるというわけでもないのでオススメのお店を紹介したいと思います。

京都でむし寿司といえば、ひさご寿司

京都で蒸し寿司といって何といってもオススメなのが「ひさご寿司」。お店も繁華街にあってアクセスも抜群であらゆる冬の京都旅行のランチなどに最適のお店となっています。

今回紹介するひさご寿司があるのは四条河原町。阪急河原町を下りて交差点を北西側に出て、河原町通西側を少し北に上がった場所にお店があります。お店の前に立ってみると冬ということで、むし寿司の貼り紙を発見。ちなみにひさご寿司でのむし寿司販売時期は12月～翌2月ということで、正に寒い寒い時期限定の商品となっています。

平日13時ころにお邪魔すると先客の方が1～2組ほど。お店の前に立つをお酢のいい香りでお腹がキューっと刺激されます。ひさご寿司では厨房が通りから見える場所にあるので、職人さんのテキパキとした様子をお店の軒先の椅子で見ながら待たせていただくこと15分ほど、2階の席へ案内されました。

蒸し寿司と茶碗蒸しでむしむしセット

席に座るとテーブル上のメニューに「むしむしセット」という文字を発見。こちら、むし寿司と茶わん蒸しのセットのメニュー。むし寿司と茶わん蒸しでむしむしセットといういかにも体の温まりそうな組み合わせ。さらにプラス100円すると、お吸い物もセットできるということで、そちらもあわせて注文しました。

ちなみにむし寿司はオーダーがあってから蒸し始めるので提供までに15分ほど掛かります。お店の人からも確認がありますが、少し時間に余裕を持ってお店に行くのをオススメします。

先にお茶と生姜をだしていただき、しばらくするとむしむしセットプラスお吸い物のセットが到着。テーブルの上が思い掛けず賑やかな雰囲気になりました。

中央の蓋つきのお椀が、むし寿司となっています。まずはフタをオープン。小さめの丼あるいは大きめのお茶碗というくらいの器にちらし寿司、ゴテゴテ派手派手で豪華という見た目ではないですが、きちんと真面目に美味しそう。

それではいただきます。と思って器に触れてみてちょっとビックリ。ほんのり温かいくらいかと思ったら、器はかなりの熱々状態。それでは改めていただきます。

具材をいろいろ含んだむし寿司を一口食べると、穴子と椎茸がたっぷり入ったふんわりご飯。そういえばお酢を温めているのでむせるかと思いましたが、お酢の感じはかなり控えめ。味の雰囲気としては微かにお酢の風味が感じられる炊き込みご飯という感じの優しいテイスト。

初めて食べるメニューなので、最初は少しおっかなびっくり気味に食べましたが2口目からはペースアップ。また上部には、錦糸卵やえびそぼろのほかに百合根が添えられてあって、この百合根がネットリもっちりホクホクとした食感。蒸した百合根は初体験ですが、こんなに美味しいといは知りませんでした。

ほかにも銀杏のホクホクとした食感が彩り、食べ進める内にむし寿司はホクホクがベース、ホクホクがテーマという感じのご飯であるということを実感。とにかくふんわりホクホクとしたごはんという感じで、そんな優しさの中にインゲンのパリッやエビのプリっが食感のアクセントとなっていて、京料理の優しい美味しさが体現されているメニューとなっています。

むし寿司を半分くらい食べたところで、茶わん蒸しも温かい内にいただいてみたいと思います。茶碗蒸しは一口食べてみて、まず穴子の香ばしさにビックリ。そのほかにも百合根や銀杏と椎茸にくわえ、エビや鶏モモの動物性タンパクもあってバランスがよくて具沢山。

茶わん蒸しと言うと和風のプリンというような雰囲気で、半ば食後のデザートのようなスタンスの場合もありますが、かなりガッツリと具沢山なので立派なおかずという一品という立ち位置なので、むし寿司と一緒のペースで食べる方がいいと思います。

またセットで頼んだお吸い物もかまぼこやムッチムチの湯葉などが入っていて、100円というのがちょっと信じられないクオリティでした。

食べ始める前は、お上品なセットメニューという印象でしたが、食べ終わるころには、お腹いっぱい満足で体もポカポカ。

またひさご寿司ではまた食前食中はふっくらとした緑茶が提供され、食後にはスッキリとした印象のほうじ茶がいただけるので、お茶一つ取っても気配りがされているので、非常に満足度の高いランチとなりました。

京都の冬は寒いという印象が先行しがちですが、冬には冬の楽しみがあるということを実感できるので、冬の京旅行のランチに、ひさご寿司の蒸し蒸しセット、オススメです。

また店頭ではひさご寿司では自宅でレンチンで食べられるむし寿司も販売しているので、自宅でゆっくりむし寿司を楽しむには、そちらもオススメです。

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【ひさご寿司へのアクセス】

京阪電車祇園四条駅をおりて西へ向かって鴨川を渡り、四条河原町の交差点を北西側に渡ってすぐの場所にあります。

【ひさご寿し 河原町本店 店舗情報】

ま・と・め！

寒い冬の京都の風物詩的なメニューの蒸し寿司
京都で蒸し寿司を食べるなら四条河原町のひさご寿司がオススメ
ホクホクふっくらが堪能できる蒸し蒸しセットで寒い冬も体ポカポカ

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