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アーカイブとして当時のようすをご覧ください
スト2にハマりにハマって来る日も来る日も波動拳と昇龍拳を撃っていたあの頃の思い出が蘇る「ストリートファイター展 | 俺より強いやつらの世界展 」が大阪の心斎橋パルコにて2022年11月18日より開催中です。
今もなお続く格ゲーブームを巻き起こし社会現象にまでなったストリートファイター2を含む一連のシリーズが2022年に35周年をむかえ、大好評の内に東京、九州で展覧会を開催。
満を持してゲーム開発元であるカプコンのお膝元の大阪についにやって来ました。今回の大阪での開催が最終会場となっていますのでストリートファイターファンはお見逃しなく!
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心斎橋パルコにてストリートファイター展を開催
今回、紹介する展示会は1987年にアーケード用ゲーム機として誕生した『ストリートファイター』シリーズの35周年の記念展で、ここでしか見られないような展示物が目白押し。
青春時代をスト2に捧げゲーセンでは100円を何枚も投入し、家庭用では指の感覚が変になるまでスト2で遊んだアラフォーゲーマーには懐かしさと感動が爆発する展示となっています。
※もちろん、貴重な展示の圧倒的クオリティでアラフォーゲーマー以外でも楽しめる内容となっています。
ストリートファイター展の会場となるのは心斎橋にあるパルコ。エレベーターで14Fまで上り会場に着くと、まず目に飛び込んでくるのが春麗とベガの等身大の立像。
普段はゲームの中でレバー操作で何気なく操作していたキャラですが実際に目の前にすると想像以上にゴツくて、その肉体の迫力に圧倒されます。
個性的すぎるキャラごとの原画がシリーズでズラリ
受付をすませ会場内に入ると基本的にはスト2に登場するキャラごとに多数の原画などを展示。スト2といえばなんといっても個性的すぎて強烈な魅力を放っているそれぞれのキャラクター。
出身の国のごとのいろんな特徴や独特な技を持つキャラクターは個性の塊のように強烈で一度見ると忘れらません。
それらのキャラの原画が展示されているのですが35年の歴史によって、さまざまなシリーズでソフト化された当時の原画が展示されていて想像以上の大ボリューム。
ストリートファイターを手掛けたイラストレーターといえば、あきまん氏の原画が有名ですがソフト化のタイミングで違うイラストレーターを起用していることもあって、同じキャラでも違う絵師ごとのキャラの描き方の違いなどを見比べられるので、オタクにはたまらない空間となっています。
またキャラクターごとの原画以外にも、スーファミのカセットや外箱のパッケージイラストやポスターの原画など、どこを見回しても一度は目に見たことある絵で一杯。「あれも見たことある、これも見たことある」、「あー。ゲーセンに貼ってあって欲しかったポスター」となること間違いなし。
設定や資料も読みごたえ十分でスト2の世界観が深く味える
こういった展示会ではイラスト原画に加えて、設定資料集やラフ案など普段目にできない物が見れるのも醍醐味。たとえばこちらはスト2のキャラクターごとの各ステージのラフ案。
ゲームをしているとステージ背景の国ごとに風景を象徴するようないろいろな人や物が配置されていると感じていましたが、それらが細かく書き込まれているのを見ると改めて感激。
こちらは春麗のごく初期と思われるデザイン。名前も春麗ではなく智麗という別の名前。しかも流派はカマキリの動きを模した拳法である蟷螂拳と全くの別物。しかも必殺技は髪の毛アタックとあり、今の春麗とはかなり方向性の違うキャラになっていて、紆余曲折や試行錯誤の跡が見て取れます。
さらにこちらは主人公キャラのリュウと各キャラとの相関関係的なメモ。これによるとリュウは、それぞれのキャラと対極の位置にあるキャラという位置づけということが書かれています。例えばエドモンド本田とリュウはおやじと青年という単純な対極もあれば、ダルシムとであれば人の為に戦うのか自分の為に戦うのかという戦いに対する目的の違いによる対極などが設定されています。
また別の資料によるとリュウは決して悪を倒す正義の象徴ではなく、あくまで自分の道を究めるために求道的に戦っているというスタンスを貫く設定にしたいと書かれていて、単純な勧善懲悪の作品にしたくないという意図が見て取れます。
これらの設定やストーリーは細かくは作り込むものの前面にはあまり出さず、あえてサイドストリーや作品の背景にとどめて、スト2という作品全体ではあくまでも戦いの爽快さが追求されています。
プレイ当時から何となく感じていた、単純であるのに奥が深い、奥が深いのに没入しやすいという感想の裏付けをみることで、35年もの長い間人気が続くコンテンツの源流を見た気がしました。
ここまでゲームの原画や設定資料を見て回っていると、すっかりストリートファイター熱がととのっている状態になっていると思います。さらには会場内のBGMとして「はどーけん、はどーけん、スピニングバードキック」とゲーム音がずっと流れていて、足しげく通っていたゲーセンの雰囲気や独特の空気感を思い出し、コイン投入口の横にズラッと並んだ100円玉の風景などが脳裏に蘇っている人も多いと思います。
ストリートファイター展ならではの体験ゾーンで波動拳をうて
そんな思いのまま次のコーナーに行くと目の前に現れるのは車。そう、スト2というゲームで象徴的なのがボーナスステージの車破壊。制限時間内に車を破壊できたらボーナス得点というある種謎のゲームで、そのステージが再現されています。
しかもこのステージでは来場者の動きを読み込んで自分の手から画面上に波動拳が撃てるという波動拳体験システムとなっています。当時スト2に夢中になったゲーマーなら誰しも1度は妄想したであろう波動拳を撃ってみると体験は、まさに感涙ものの感動。
時間内に波動拳を打ちまくって無事に車を破壊してクリアしましょう。さらに隠し技的にガイルのソニックブームやダルシムのヨガファイヤーも出る仕様となっているのでレア技にも挑戦してみましょう。
なお、こちらの車破壊ステージ、大阪会場ではオリジナルとなっていて春麗の中国ステージを大阪の新世界風にアレンジ。CAPCOMの文字の入った通天閣やグリコの看板が昇龍拳ポーズになっていたり、作り込みと遊び心が満載の特別仕様となっています。
またスト2では対戦相手を倒すと負け顔が表示されるのですが、今回の展覧会では自分の顔を取り込んでキャラに合成してくれるという謎のアトラクションも用意。ぜひこの機会にオリジナルの負け顔を作成しましょう。
ここまでで色々見たり体験してさらにさらに高まったスト2熱。最高の発散場所として実際にスト2の対戦筐体が用意されています。
しかもこの筐体はフリープレイなので無料で遊び放題!全ゲーマーが憧れた、あの「押すとコインを入れたことに出来るボタン」があるので、ぜひ会場内で俺より強いやつにあってみましょう。
さらに大阪会場では2023年発売予定の最新作、ストリートファイター6を一足早く試遊することも可能。懐かしのキャラ展示を見た後で最新のキャラを動かすことで、ゲーム性の進化とストリートファイターシリーズの変わらぬ魅力が体感できます。
マニア必見のさまざまなストリートファイターグッズ
展覧会での大きなお楽しみの一つなっているグッズ販売ですが、貴重な展示会公式図録や復刻ポスター、人気のアクリルスタンドや定番のTシャツなど勢ぞろい。
家の壁にゲーセンで見かけて欲しかったあのポスターが飾れるチャンスとなっています。
また入場特典としてキャラクター受付でホロシールの配布も行います。ランダムで何が選ばれるかはその時のお楽しみとなっています。
このようにストリートファイター展ではシリーズファンなら見逃せない内容てんこ盛りとなっています。寒い季節の開催となっていますがストリートファイター熱を熱く盛り上がらせましょう!
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【ストリートファイター展へのアクセス】
大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅をおりてすぐの心斎橋パルコ14階PARCO GALLERYにて開催中です。
【ストリートファイター展 イベント情報】
住所 | 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8?3 心斎橋PARCO 14F |
料金 | 【当日券】一般:1,300円 小学生:700円 音声ガイド利用料:500円 ※前売・当日券問わず会場にて受付。 |
会期 | 2022年11月18日(金)~12月25日(日) |
アクセス | 大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅すぐ |
定休日 | なし |
公式サイト | https://streetfighter.artne.jp/ |
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