三室戸寺は京都のあじさい寺!広大な敷地には50種1万株の紫陽花

京都
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ジメジメと降る雨が憂鬱な季節の梅雨ですが、この時期だけの美しさの代表は、なんといっても紫陽花。しとしと降る雨と木々の緑が美しい雨の京都で紫陽花が特にみごとなのは「あじさい寺」という通称も有名な三室戸寺。

宇治にあるこちらの三室戸寺では、自然豊かな敷地内に多くの紫陽花の花が咲くので、6月から7月にかけて京都を訪れる方に特にオススメのお寺となっています。

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そもそも三室戸寺とは?

今回紹介する三室戸寺がどんなお寺かというと、創建は今から1200年以上前の平安時代と長い歴史のあるお寺。宝亀元(770)年に光仁天皇の勅願によって宇治に建立され、山号は明星山。

お寺の背後にある岩山の中から出現した千手観音菩薩が本尊となっていて西国観音霊場である西国三十三所の第10番札所にも数えられており、境内には見事な三重塔などもある名刹です。

京阪電車宇治線の三室戸寺駅を下り、山を少し登って行った先にある敷地内には広大な庭園が広がります。京都市内から電車で1時間ほどの場所にありますが木々の緑や虫の声なども多くて自然豊かなお寺となっています。

境内には紫陽花が1万株

最寄駅の名前にもなっている三室戸寺は四季折々の花が見事なこともあって「花寺」という別名もあるお寺ですが、とくに初夏の紫陽花が有名。「あじさい寺」の名前でも知られ鎌倉の長谷寺などと並び有名で、京都を代表する紫陽花の名所として全国区の知名度となっています。

境内の階段をくだった先には「昭和の小堀遠州」といわれた作庭家の中根金作の手による与楽園(よやくえん)と呼ばれる5,000坪の庭園が広がり、見事なあじさいが咲き誇ります。

庭園に足を踏み入れると、庭内は見渡すかぎり色とりどりのアジサイ。色彩豊な1万株の紫陽花が咲くようすは、まるで別世界に迷い込んだかのようです。

あじさいの中には珍しい品種も

紫陽花で埋め尽くされる三室戸寺の庭園ですが、1株1株をじっくり観察するとさまざまな種類の紫陽花があることに気が付きます。じつは三室戸寺には一般的な陽花にくわえて、いろんな品種の紫陽花が咲いています。

額あじさい、山あじさい、西洋あじさい、柏葉あじさいなどさまざまで、およそ50種もの紫陽花が咲いています。

その中には、幻の紫陽花ともされている七段花(しちだんか)など希少な品種もあります。

なかには「アナベル」や「ダンスパーティ」という西洋風の名前のあじさいもあるので、ぜひいろいろ探してみてください。

また三室戸寺では、庭園をよく観察してみると、ハートの形をした紫陽花の花が咲いているのも発見できます。ハート形の紫陽花は人工的に形を整えたわけではなく、自然にそうなったそうです。見つけると恋が叶うとか幸せな気分になるといわれています。

多くの紫陽花が咲く広大な庭園。ただ歩いて回るだけでなく、珍しい品種を探したり、ハート形の花を探したり楽しみ方はさまざまです。

あじさいだけじゃない三室戸寺

珍しい品種やハート形など数多くの紫陽花が咲く三室戸寺ですが、もちろん見所はほかにもさまざま。すでに紹介したように三室戸寺は花寺とも呼ばれていて、シャクナゲは1000本、ツツジ2万本と四季それぞれに花が咲きます。

また初夏には境内にはハスの花が入った水瓶が並び幻想的な風景となっています。

紫陽花の前期となる5月下旬から6月上旬には、花菖蒲が咲き、後期となる6月下旬にはハスの花も一緒に楽しめます。

さらに三室戸寺では花以外にも少し変わった動物像の数々が目を引きます。
こちらは宇賀神という神様。とぐろを巻いた大蛇の上にお爺さんの顔が乗ったというインパクトある神様は、じつは金運と幸福の神様。

髭をさわれば健康長寿、耳をさわると幸福、しっぽの部分に触れると金運が身に付くと言われる大変ありがたい神様です。

また宇賀神以外にも狛犬ならぬ狛牛と狛うさぎが向かい合っています。

狛牛は口の中に球があり玉をなでると勝運を授かるといわれ、狛兎はたまごの入った球体をもっていて、その卵を立たせられると運気アップと足腰の健康にご利益があるといわれています。

三室戸寺を訪れたのであれば紫陽花などの美しい花を見るだけなく、境内の変わった像に触れて運気をアップさせてお帰りするのをオススメします。

【三室戸寺へのアクセス】

京阪電車宇治線三室戸駅をおりて東へ向かい、山を登り15分ほど歩いた場所にあります。

【三室戸寺 施設情報】

住所京都府宇治市莵道滋賀谷21
TEL0774-21-2067
開門時間8:30~17:30
アクセス三室戸駅[出口]から徒歩約15分
定休日12/29-31
公式サイトhttps://www.mimurotoji.com/

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ま・と・め!

京都の紫陽花スポットを代表する三室戸寺。広大な敷地には50種、1万株の紫陽花が。
三室戸寺は、あじさい寺以外にも花寺として有名でハスやシャクナゲ、ツツジなどもみごと。
花以外にも宇賀神や狛牛や狛兎、珍しい像があり、ろんなご利益があるといわれています。

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