神社やお寺からオシャレなカフェ、ユニークな建築物、美味しいご飯屋さんなどなど、旅行で京都を訪れたら行きたい場所はたくさんあると思います。
そんな京都旅行者のみなさん、交通手段は何にしますか?一般的なのは電車やバス、タクシーなど。確かに京都の旅行には発達したバス網が便利ですが、もう一つオススメしたいのが自転車。
ポートと呼ばれる専用駐輪所で自転車の自由に乗り降りが可能なシェアサイクルのPiPPA(ピッパ)を使えば、小回りが利いて効率的かつリーズナブルに街を巡れるので京都旅にはPiPPAがイチオシです。
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自転車と相性のよい京都旅行
世界遺産なども多数点在する京都市街地、取材を通していろいろなスポットを巡ってみて思った距離感や街の規模の印象はというと「狭くて広いという」感じ。
京都でも多くの旅行者が訪れるスポットが特に集中したエリアを地図で確認してみると上の地図のように東は南禅寺や銀閣寺、西は二条城。北は下鴨神社、南は東寺くらいの範囲に収まります。
この範囲は東西に4㎞、南北は7㎞ほど。こう考えると南北に長くて東西はかなり短いですね。東西であれば直線的に進んだ場合、ゆっくり行っても1時間かからず端から端まで行ける距離となっています。ちなみに東京の場合では池袋から渋谷までの距離が7㎞くらい。
しかも必ずしも端から端まで移動の必要はありません。例えば実際の京都旅行では、八坂神社→知恩院→平安神宮というような短い距離の移動を何回か行うルートが多いと思います。
このルートの場合、徒歩では移動にかなり時間がかかりますが自転車であればそれぞれのスポット間移動は10分ほどで手軽に移動できます。
京都で行きたい場所を広くカバーするPiPPA
そんな京都市街地を効率的に巡れるのが自転車ですが、旅行者が自宅で愛用している自転車を持ち込めるかといわれると現実的に難しいですね。そこで以前からよく利用されていたのがレンタサイクルです。
このレンタサイクルが1段階進化した状態として誕生したのが、PiPPA(ピッパ)というシェアサイクルサービス。
このPiPPAは「ピッ!とすればパッと借りられる!」というコンセプトで30分110円という価格で自転車が借りられるシェアサイクルサービス。東京や宮崎などでサービス展開していて、京都は2018年6月からサービス開始となっています。
京都でのPiPPAのサービス提供エリアは拡大を続け2022年上半期時点では、南は中書島から北は京都産業大学くらいまでで、先ほどの市街地範囲よりも遥かに広いエリアをカバーしています。
PiPPAのポートと呼ばれる駐輪所は主要駅やホテルなどに設置されています。PiPPA利用前は気にしていなかったので、どこにあるか認識していませんでしたが、いったんPiPPAを利用し始めると「あ。ここにもPiPPAがある」という感じで気付きはじめ、かなりの数があることに認識できました。
こちらの画像がPiPPAのポート一覧になるのですが、ちょっと数えきれないくらいあるので、かなり解像度高く京都の観光スポットに対応しています。
PiPPAなら駐輪ポートで自由に自転車乗り降り可能
今回紹介しているPiPPAの最大のメリットは、これらのポート間であれば、どこで乗ってどこで返却してもいいという乗り捨てシステム。
日常生活と違って旅行で自転車を使うと乗り始める場所と返却したい場所が必ずしも同じとは限らず、違う場所に返却したいケースも多く発生しますがPiPPAを使えば、それが可能となっているので自由度のさらに高い旅行が実現できます。
しかもPiPPAは料金形態もユニークかつリーズナブルで、30分110円という安さで旅先でのチョイ乗りにも最適。「自転車をレンタルしたからといって長時間乗りたいわけではない」というワガママに対応可能な旅行先での便利な乗り物となっています。
今でも充実しているポート数が今後も増えれば増えるほど、乗れる場所と返却できる場所が増えるということで便利さがドンドン拡大していくことになります。
また京都は環境にやさしい自転車に配慮した街造りがされていて、広い主要道路はもちろん、かなり細い道にも自転車用の区域があったり、昔からの東西にのびる碁盤の目状の道路が自転車と相性がよく、以前から自転車旅行には便利な街として知られていました。
そんな理由から自転車屋さんの数も多く、空気入れなどが無料で使用できるお店も多いので、自転車旅の際には非常に心強い存在となっています。
ただ、京都を自転車で移動する際に気を付けないといけない区域があります。それが商店街や自転車禁止区域。商店街だけであれば押して横切れば大丈夫ですが、注意が必要となるのが四条大通です。
四条大通は東山エリアの祇園の八坂神社から西へ西へと、嵐山の松尾大社まで伸びる京都の主要幹線道路で、東側1/3(八坂神社から四条烏丸あたり)までの区域が自転車禁止区となっています。
仮に八坂神社から壬生寺へ移動する場合、八坂神社から見ると壬生寺はほぼ真西にあたるので四条通を西へ向かうのが最短ルートですが、自転車では走れないのでいったん少し南へ下っておいて西へ向かい、壬生寺近くへ行って改めて北へ上がるなどの工夫が必要です。どうしても四条通を通る場合は、いったん自転車をおりて移動しましょう。
風を切って走る京都は気持ちよく、真夏や真冬の厳しい季節を除けば便利なPiPPAは京都旅行の足にイチオシです。ちろん自転車オンリーの旅ではなく移動先から駅やバス停などまで乗っていくなどPiPPAならではの複合的な利用が可能で京都旅の選択肢がグッと広がります!
PiPPAの利用手順
京都を移動する上での自転車のメリットと注意点を説明したので、次は実際に使う手順を紹介します。PiPPAを使用するにあたって必要になる準備がいくつかあります。
まずは、アプリのダウンロードとインストール。アプリをインストールして電話番号かFacebookとGoogleのいずれかを使ってアカウントを登録したら料金の支払い方法を設定します。
PiPPAはサービスの特性上、人に会わずに自転車を借りるサービスなので料金支払いはもちろん現金払いではなく電子決済。
別のアプリなどにもある通話料に計上という方法での支払いでもないので、おもにクレジットカードの設定が必要となります。
また使用の際には、QRコードを読み取る必要があるので、アプリからカメラは使えるように設定しておきましょう。
アプリのダウンロードやクレジットカードの決算設定は現地でももちろん可能ですが、出先でカードを出して細々と入力せずに済むので、ここまでの設定は自宅で行っておく方がベターです。あらかじめ料金もチャージしておきましょう。
チャージは330円、1100円、3300円の3種類から選べますが、とりあえず330円分チャージしておくと30分の乗車が3回利用可能なので1回の京都旅行では十分かも知れません。
初期設定作業を行っていると乗るまでに10分ほどかかることになりますが、自宅で行っておくと乗るまでに30秒と掛からずにスマートにPiPPAを利用することが可能です。
またPiPPAでは自転車のカギも使用しないのが魅力。レンタサイクルでは自転車のカギがどうしても付いてくるので、カギをどこに入れておくかという地味ながら頭を悩ます問題がありました。
しかしPiPPAではアプリを通して自転車のQRコードを読み込むことで開錠されるので、カギ問題が解消されていて、個人的には大変助かります。
30分110円というリーズナブル価格も魅力ですが、どうしても時間と料金のことを気にしながら利用するのが苦手という人には便利なデイプランもあります。
5時間550円という料金で借りられるのでお昼すぎから夜までといったような利用が可能です。ほかにも2日間1320円、5日間2200円というコースもあるので、自分の旅行プランに合わせて利用できます。
PiPPAなら利用後もラクラク
利用開始まで、無人で誰にも会わずに使用が開始できたPiPPA。利用終了時ももちろん一人で無人の電子決済となっています。
PiPPA対応の駐輪所まで来たら、いったん普通の自転車と同じように施錠。するとPIPPAのアプリ上で一時駐輪確認の画面が表示されるので、利用終了のボタンをタッチしましょう。画面が支払いモード画面に切り替わるので支払いボタンを押せば利用終了。
チャージ今回の利用時間、距離、消費カロリーと、残りのチャージ残高が表示されて利用終了となります。上の画像を見ると25分の利用で約2kmの移動で110円使用ということになっています。やっぱり小回りが聞いて便利でリーズナブルですね。
また利用中に途中でちょっと駐輪したい場合は施錠時の確認画面で、一時駐輪のボタンに触れれば大丈夫です。運転を再開する場合にはふたたび開錠作業をして移動を再開できるので、コンビニへの立ち寄りも可能です。
このように誰にも会わずに利用出来て、ピッとしてパッと乗れて、短い時間でパパッと使うのもたっぷり半日利用するのも便利なPiPPA。京都旅行にオススメです。
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ま・と・め!
京都を効率よく小回りを効かせてスポットを巡るなら自転車を借りるのが便利
京都でシェアサイクルならPiPPAがイチオシ。
30分110円という低価格で電子決済で無人貸し出しなので、京都旅行にはPiPPA
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